自由広場
腹膜透析の情報誌「スマイル」
皆様からのお便りや耳より情報などを掲載するコーナーです。
「自由広場」では読者の皆様からの投稿をご紹介しておりますが、スペースの都合上、一部編集して掲載させていただいております。ご了承ください。
2016年
読者の声
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ポジティブな毎日を
奈良県 村岡幹男さん(57歳)
私はクレアチニンが10近くになり、先生から透析導入の説明を受けました。HDを選択し、シャント手術をして何回か血液透析をしたのですが、とても辛かったので、その後にCAPDのカテーテル手術をして、現在1年近く腹膜透析をしています。左手のシャントはつぶれましたが、衛生面には特に気をつけながら、JAで仕事も前向きに頑張っています。今はCAPDに切り替えて本当に良かったと思います。私のわがままを聞いてくださった先生、スタッフのみなさまありがとうございます。
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不安と感謝
大阪府 山口由さん(54歳)
いつPDが終わり、HDへ移行する時が来るのか!?が怖い毎日です。早ければ2年とも言われ、もちろん今から考えてもどうにもならないことはわかっているのですが。1日を無事に終えたことに感謝する想いだけで十分なのに。生かされているのに図々しいのかな……。
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孫の運動会
福岡県 匿名希望さん(58歳)
先日、孫の運動会に招待されて行ってきました。孫は3歳で幼稚園年少組。初めての運動会です。その日は台風の影響で、朝からあいにくの雨模様。こんな天気で運動会はあるのかと心配で息子に電話したところ、1時間遅れで開始されるとのこと。雨の中プログラムが進んで行きましたが、雨足がひどくなったため、早めの昼食に。午前中の雨がうそのように昼からは晴れました。孫はかけっこではビリでしたが、とてもいい笑顔で走りました。親子ダンスの時は、入場門で息子に抱かれて待っているうちに寝てしまい、大音量で流れる音楽の中まったく起きず、とうとう踊ることなく息子に抱えられたまま退場。担任の先生が「起きるまで父兄のテントで寝かせてあげてください」とおっしゃってくださいました。閉会式になっても起きなかったので、担任の先生が寝ている孫を抱っこして式に出席。年中組の運動会はもう少しましになっていることを願います(笑)。
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早5年目を迎える私
福岡県 一郎丸柳子さん(68歳)
死にたいと思っていた頃に先生に助けられ、今年で5年目になります。今は先生のアドバイスをいただきながら楽しい日々を送っています。1年ごとの旅行も楽しみで、また待ち遠しいくらい。PDにも慣れて、今はありがたいと思う毎日です。孫たちとの幸せな時間を過ごしています。生きていて良かったと思います。先生に感謝。ありがとうございます!!
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新しいマイドクター
兵庫県 幸子さん(79歳)
担当のドクターが新しくなって1ヵ月過ぎた頃、真夜中に具合が悪くなり、急遽病院へ行くことに。ドクターは自宅とのことで、スタッフからお電話を入れてもらうと、お風呂に入るところだったようですが、すぐに駆けつけて診てくださいました。にこやかに迎えてくださり、「今日は帰って明日また来なさい」と言っていただきホッとしました。優しいドクターだと直感いたしました。お疲れのドクターに申し訳なくて涙が止まりませんでした。生涯で一番、ご迷惑をかけたドクターのこと忘れません。ありがとうございました。
「CAPDツアー シドニー6日間の旅」が行われました
毎年「スマイル」でご案内しておりますPD患者さんのための海外旅行ツアー。今年は、オーストラリア シドニーへの旅に、患者さんとご家族合わせて27名の方々が参加されました。10月3日(月)19時頃に羽田空港に集合した皆さんは、特別待合室でバッグ交換をして飛行機へ乗り込み、翌朝無事シドニーに到着。現地では、世界遺産ブルーマウンテンやオペラハウス、マンリービーチを訪問したり、ショッピングに出かけたりと充実の滞在となりました。また、患者さん同士、ご家族同士の交流の場となっていることもこのツアーの特徴の一つ。2日目に開催された懇親会では、同行いただいた先生も交えて、普段疑問に思っていること、日々の工夫、ご家族の想いなど、予定時間を超えても話が尽きなかったほどの盛り上がりだったそうです。
ツアー参加者の皆様からは、「天候に恵まれて雄大な景色に感動した」「患者同士で情報交換ができて良い機会になった」「CAPDツアーに今後も参加したい、来年参加するために1年間元気でいます」など、旅の楽しさを物語るコメントが寄せられました。
バクスターは、透析液の手配などを通じて、CAPDツアーをサポートしています。2017年のツアーにつきましては、「スマイル」春号にてご案内の予定です。