おうち透析(腹膜透析)
「おうち透析」とは:ヴァンティブは、在宅での治療となる腹膜透析および在宅血液透析をより多くの患者さんに認知していただくために「おうち透析」と名付けました。※当ページにおいては「おうち透析」の内、腹膜透析に関しての説明ページといたします。
ヴァンティブは患者さんのライフスタイルに寄り添った治療をサポートするために「おうち透析」を提案します。
ライフスタイルに合った透析治療を
透析を始めるということは、その方の人生にとって大きな出来事です。多くの人が透析を始めることを、今まで通りの自分らしい生活をあきらめることと受け止めています。透析治療には選択肢があります。「おうち透析(腹膜透析)」は、自宅で行うことができ、通院は月に1〜2回。いままでに近い生活を送ることができます。
おうち透析(腹膜透析)について
おうち透析(腹膜透析)は、透析療法の一つで、自分自身で、または介助者にサポートしてもらいながら、自宅や会社等で行います。寝ている間に機械を使って自動的に行う方法(APD)と、日中に数回透析液を交換する方法(CAPD)があります。通院は月に1〜2回程度です。CAPD、APD、いずれの場合も、治療を始める時には、自分でできるようになるまで病院で操作方法を教えてもらえます。
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APD(自動腹膜透析)
睡眠中に機械によって自動的に透析液の交換を行う方法です。日中は比較的自由に過ごせます。 APD患者さんの生活の例
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CAPD(連続携行式腹膜透析)
CAPDは、1日数回、自分で透析液を交換する方法です。一回の交換にかかる時間は30分程度です。 CAPD患者さんの生活の例

おうち透析(腹膜透析)の利点
おうち透析(腹膜透析)は、通院回数が少ないため、これまでの生活スタイルを保ちやすい治療と言われています。治療を生活スタイルに合わせて検討することができるので、仕事や趣味を続けたい、学校に通っている、旅行に行きたい、または、毎日家でゆっくり過ごしたいという方にも良い選択肢の一つとなるでしょう。
おうち透析(腹膜透析)は、旅行先に透析液と必要な備品を持参するかあらかじめ手配しておくことで、旅行先で普段通り透析を行うことができます。国内旅行はもちろん、海外旅行を楽しまれている患者さんもいらっしゃいます。
※透析液の手配には時間がかかりますので、早めに計画を立てることが必要です。
また、おうち透析(腹膜透析)は、連続した治療のため血圧の変動が少なく、個人差はありますが、残っている腎臓の機能が保たれやすく尿量が保たれやすいと言われています。(1)
どの透析療法にも、利点と考慮が必要な点があります。
おうち透析(腹膜透析)では、治療に慣れるまでに時間がかかることがあること、透析液をお腹に入れることで腹部膨満感のような症状を経験するかもしれないこと、感染症を予防するための注意が必要なこと、自宅に透析液等を保管する場所が必要なことなどの考慮事項があることを知っておきましょう。
(1) 参考文献:Misra M, et al. Kidney Int. 2001;59:754-763.
患者さんの声
おうち透析(腹膜透析)をされている患者さんから寄せられた声をご紹介しています。時には意欲的に、いきいきと自分らしい生活を続けている患者さんの声をご覧いただけます。
私がおうち透析(腹膜透析)に決めた理由
実際におうち透析(腹膜透析)を選択された患者さんにお話を伺ったインタビューを動画でご紹介しております。

おうち透析(腹膜透析)を始めるにあたって
自宅でおうち透析(腹膜透析)を行うことに不安を覚えるかもしれませが、CAPD、APD、いずれの場合も、治療を始める時には、自分でできるようになるまで病院で操作方法を教えてもらえます。手順書もありますので、退院するまでには自分でできるようになります。
主治医の先生や看護師が、バッグ交換操作の他にも、自宅で治療を行うための手順や準備について、入院中に教えてくれます。より安心して自宅での治療を開始できるよう、退院後に、訪問看護のサービスを受ける方もいらっしゃいます。
退院後もかかりつけ医療機関の医療チームはいつでもサポートしてくれますので、不安な点があれば、医師や看護師に相談しましょう。
機械の操作に関する問い合わせについては、24時間365日対応のメーカーのコールセンターが利用できます。
おうち透析は限られた医療機関でのみ提供されているため、
どの医療機関でおうち透析を選択できるか下記で検索ください。
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おうち透析(腹膜透析)患者さんの体験談を読む
おうち透析(腹膜透析)患者さんはなぜおうち透析(腹膜透析)を選び、どのような生活を送っているのでしょうか?情報誌「スマイル」より紹介します。
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- *ヴァンティブは、在宅での治療となる腹膜透析および在宅血液透析をより多くの患者さんに認知していただくために「おうち透析」、医療機関など施設に通院して行う透析を「通院透析」と名付けました。
- **小倉智昭さんが出演の「透析病院ドットコム」Youtubeチャンネルでは、透析治療をはじめとする腎代替療法や食事療法など腎臓病に関する動画が掲載されています。