ご家族や介護者の方へ

身近な方が透析を始めることは、ご家族や介護者の方の生活にも変化をもたらしますことがあります。患者さんがこれから受ける治療について知り、一緒に考えてみましょう。

「透析や移植が必要」と言われると、ご本人はもちろん、ご家族もさまざまな不安を感じることでしょう。
透析は、これからの患者さんの生活を支える大切な治療ですが、体調が悪い中で、患者さん一人で病気や治療のことを理解し、どの治療を行うかを決めることは容易ではありません。
患者さんがこの先どのように過ごしたいのか、また、ご家族は患者さんにどう過ごして欲しいのか、そのためにはどの治療が最適なのか、また、ご家族がどのように治療をサポートができるのかを、患者さんと医療チームと一緒に考えましょう。

まずは患者さんの状況を知りましょう

まずは患者さんの状況を知りましょう

家族として患者さんの治療について考える時、病状や選択できる治療法などについて理解することが必要です。
病院から病状やこれからの治療について説明があるときには、患者さんと同席して一緒に話を聞いてみましょう。

病院で提供されるパンフレットや冊子もとても参考になります。
また、説明されたことをメモしておくことも役立ちます。

当サイトでも病気や治療について説明していますので、主治医の先生や看護師と話をする際、また、聞いた話をより理解するための参考にしてください。
話を聞いた時には分かったつもりになっていても、後で疑問や質問が出てくることもよくあることです。次回に質問ができるように書き留めておくのも良いでしょう。
 

これからの生活を踏まえて、一緒に治療を考える

患者さんがこの先どのような生活を送りたいと考えているか、そのためにはどの治療が最適か、家族として患者さんにどのような生活を送って欲しいと考えているのか、また、治療にご家族のサポートが必要な場合はご家族自身のライフスタイルを考慮した時にはどの治療が都合が良いかなど、患者さんや医療チームと話し合いましょう。

透析を行う場合、患者さんの状態や生活環境によっては、ご家族のサポートを必要とする場合があります。腹膜透析(PD)の場合は、治療を行う自宅の環境を整えたり、透析液や機械の準備を手伝ったりすることが必要かもしれません。血液透析(HD)では、透析医療機関への送迎が必要となるかもしれません。

透析治療は一度始めた後でも、変更することも可能ですので、生活環境や状況に合わせて、困ったことがあれば医療チームに相談しましょう。
 

社会資源の活用も相談できます

訪問看護やデイサービスなど、社会福祉サービスを利用することも検討できます。
本人と家族だけで抱え込もうとせずに、悩みや心配事があれば、主治医の先生、看護師、ソーシャルワーカーなどの医療従事者に相談しましょう。