自分の状態について話す

ご自身の状況について率直に話すことで、信頼を築き、透析を受けながら健やかに暮らすためのサポートを得ることにつながることもあります。

自分の状態について話す

ご自身が直面している新たな現実について身近な人たちと話をすることは難しいと感じるかもしれませんが、努力をしてみる価値はあります。身近な人たちの助けやサポートは治療を続ける上で、かけがえのないものになるでしょう。早い段階から自分の気持ちを共有することで、相手の考えや心配事についても話し合う機会が得られるでしょう。

医療スタッフ

医療スタッフ

透析が必要と言われたら、主治医の先生や看護師からの説明を聞いて理解することに精一杯で、自分自身の思いを伝えることは難しいと思うかもしれません。しかし、透析はこれからの生活に関わる大切な治療です。
日々の暮らしの中で大切にしていること、楽しみにしていること、続けたいこと、困っていることなど、患者さん一人一人事情や思いは異なります。その気持ちを医療スタッフに伝え、相談することが、自分にあった治療法を見つけることにつながります。

家族

家族

配偶者、パートナー、その他のご家族がいる場合は、治療を選択するにあたっての精神的なサポートを主に彼らに担ってもらいたいと思うかもしれません。透析治療に関するサポートをしてもらう場合は特に当てはまるでしょう。治療がお互いの日常生活にどのような影響を与えるのか、家庭内での役割をどのように調整していくかなど話し合って計画をたてましょう。

ご自身の治療に関して、配偶者やパートナー、その他の家族にどのように関わってもらいたいか、また関わってもらうことができるかについて、話し合いましょう。腹膜透析(PD)または在宅血液透析を行う場合は、自宅での治療やケアの手伝いをお願いするかもしれません。医療機関での血液透析(HD)を行う場合は、透析日の送迎をお願いするかもしれません。
また、治療に関するサポートだけでなく、子育てや介護などご自身が今行っている様々な用事や家事の分担もご家族に手伝ってもらえるでしょう。

どの治療選択肢がご家族にとって最適と考えるかも聞いて話し合うことも忘れないでください。

治療を考える早い段階から、自分がどのような生活を期待してどの治療を行いたいと思っているか、また、どのようなサポートが必要と考えているかを率直に伝え、ご家族の考えも聞くことが健全な関係を保つ助けとなるでしょう。

友人

友人

治療の選択肢によっては、社会的活動が影響を受けることもあります。しかし、透析を始めることで、社会的な生活を送れなくなるわけではありません。透析を始めても、透析を始める前に大好きだった活動を続けることもできます。(活動の種類によっては、主治医の先生への確認が必要なこともあります)

友人に治療について話すことで、これまで一緒に行っていた活動を続けやすいようにサポートしてくれたり、一緒にできる新しい活動を積極的に探してくれるかもしれません。また、血液透析(HD)を選択した場合は、透析中に新しい友人ができることもあります。

職場

職場

透析を行いながらも働くことは可能です。透析に合わせて勤務スケジュールを調節する必要がある場合もありますので、職場に相談しましょう。

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