なんでも相談室

腹膜透析の情報誌「スマイル」

腹膜透析(PD)に関する基本的なこと、日常生活での疑問や不安、今さら聞きにくい質問など、専門の先生がみなさまからの質問にお答えします。

記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。
「なんでも相談室」では、はがきで寄せられた個々の相談についての回答を紹介しています。全ての患者さんに該当するものではありませんので、気になる症状がありましたら、主治医の先生にご相談ください。

2021年

農業を続けるために腹膜透析(PD)を選びましたが、かがんだり力を使うことがよくあります。
おなかに負担がかからなければこのような仕事を続けても大丈夫でしょうか?仕事中に気を付けることがあれば教えてください。

(65歳 男性 PD歴7ヵ月)

仕事の継続は可能だと思います。日中におなかの張りが強くて支障を感じるようなら、日中の透析液貯留を少なめにすると楽になる場合もあります。主治医の先生と相談してみてください。重い物を持つ際は、出口部が長時間圧迫されないように気を付けましょう。出口部の皮膚が傷むと出口部感染などを誘発しやすいからです。脱水を起こすと腎臓の働き(残腎機能)に悪影響が出て、尿量が低下する恐れがあります。夏の暑い日などに野外の仕事で汗をかいたときは、小まめに水分を補給してください。PDを長く安定して継続するには、残腎機能をできるだけ長持ちさせることが重要です。摂取できる水分量についても主治医の先生にご相談ください。

回答者
富山市立富山市民病院 腎臓内科部長 大田 聡 先生

富山市立富山市民病院

腎臓内科部長 大田 聡 先生

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