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腹膜透析の情報誌「スマイル」

腹膜透析(PD)に関する基本的なこと、日常生活での疑問や不安、今さら聞きにくい質問など、専門の先生がみなさまからの質問にお答えします。

記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。
「なんでも相談室」では、はがきで寄せられた個々の相談についての回答を紹介しています。全ての患者さんに該当するものではありませんので、気になる症状がありましたら、主治医の先生にご相談ください。

2018年

透析液をお腹に入れているせいで、お腹が張って食事が進みません。何か良い方法はありませんか?

(73歳 女性 PD歴4ヵ月)

PDの問題点の1つとして、お腹が張る感じ(腹部膨満感)があります。しかし、PDを開始した初期段階で感じる膨満感については、次第に慣れていくことが多いです。慣れるまでの工夫として、お腹に入れる透析液の量を少なめにして治療を行う、あるいは夜間就寝中に自動腹膜灌流装置を使った治療(APD)を行うといった方法があります。なお、PD治療によって血液中のカリウムが過剰に除去され、低カリウム血症になってしまうことでお腹の動きが悪くなり、膨満感や食欲低下につながることがあります。また、胃腸の動きを活発にさせる薬を服用することで症状が改善する場合もあります。まずは、主治医の先生にご相談ください。

回答者
国立病院機構 千葉東病院 血液浄化センター長 首村 守俊 先生

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血液浄化センター長 首村 守俊 先生

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