巻頭特集
腹膜透析の情報誌「スマイル」
2016年スマイル春号 腹膜透析(PD)患者さんに役立つ特集記事です。
記事の内容、執筆者の所属等は発行当時のままです。
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国内の場合
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STEP1おかかりの病院に相談しましょう
<旅行の1ヶ月前までを目安に>
- 旅行先、期間などについて治療上、無理がないかどうか
- 旅行中の治療について
- 旅行先でPDを実施している施設の紹介など
STEP2旅行先で使う透析液を手配しましょう
<ご自身で自宅にある透析液を送る場合>
- ホテル等に送る場合、宿泊先の状況(ベルデスクなど、どこで預かってもらえるか)を事前に詳しく確認しておきましょう。出発前に、送付物が到着しているか確認を取りましょう。
- 出発前に、送付物が到着しているか確認を取りましょう。
<バクスターに配送を依頼する場合>
病院に相談後、すぐにバクスターまでご連絡ください(お届けの2週間前まで)- 透析液のお届けには処方箋が必要です。
- バクスターに、お届けに必要な情報をご連絡ください。…お届け先/到着日、滞在期間/透析液の種類と量
- お届け可能な物品は以下のとおりです。…透析液、キット類、ゆめ、ゆめプラス、くり~んフラッシュ、排液タンク
- 配送料はバクスターまでご確認ください。
★キット等を持参する際は、数量に不足がないか、出発前に必ず確認しましょう。
POINT1 旅行の準備~事前に手配しておきたいこと
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海外の場合
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バクスターにて海外配送を承る場合
STEP1おかかりの病院に相談し、医師から許可をもらってください
<旅行の2ヵ月前までを目安に>
STEP2バクスターにご連絡ください
必要書類をお送りします
STEP3必要書類に記入し、ご返送ください
担当医師のサインも必要です
旅行先で供給可能な透析液・器材の手配をいたします。手配の手続きが完了しましたら、案内書類をお送りします。
※手配には、必要書類が揃ってから約5週間の準備期間が必要ですので、お早めにご返送ください。- 現地で使用されている透析液・器材の手配となり、日本で普段ご使用のものとは異なります。また、お届けできない国・地域もありますので、バクスターまでご確認ください。
- 現地の病院での受診が必要となる場合もあります。
- 現地手配の費用は個人負担となります。
- 日本の透析液を海外へ配送(輸出)するサポートは行っておりませんのでご了承ください。
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旅行先であわてないよう、準備の際に持ち物リストの作成をお勧めします。治療に必要な物品は人によって異なりますので、下記の例を参考にご自身のリストを作成し、医療スタッフに確認しておくと安心です。
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持ち物リスト(例)
治療・ケアに必要なもの
- 透析液
- 交換用器材(キット類)
- (普段使用している方は)くり~んフラッシュなど
- 手をきれいにするもの(消毒用アルコールなど)
- バネばかり
- 透析液をかけるために使うもの(S字フックなど:違う大きさのものがあると便利)
- 加温器
- はさみ
- CAPD / APD記録ノート
- (宿泊を伴う場合は)出口部ケア製品、入浴時に必要なもの
- 排液確認用下敷き
※透析液やキットなどの器材は、万が一に備え若干の予備を用意頂くと安心です
透析治療以外で必要なもの
- 保険証
- 身体障害者手帳
- 日頃から服用している薬
その他
- 体重計、血圧計など体調管理に役立つもの
- ごみ袋
- (海外旅行の場合は)変圧器(くり~んフラッシュをご利用の場合)、各種書類
リスト監修:独立行政法人国立病院機構岡山医療センター腎臓内科 医長 太田 康介 先生