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腹膜透析（PD）患者さん向けの料理をご紹介します。
※食事制限の内容はお一人お一人異なります。ご自身の制限内容に合わせて調整しましょう。
秋の味覚をふんだんに楽しめる本格的な中華料理をご紹介
食欲の秋が到来しました。今回は、秋の味覚をふんだんに楽しめる本格的な中華料理をご紹介します。ご家庭で簡単につくることができますので、ぜひ味わってみてください。
献立の解説
世界三大炊き込みご飯の1つである煲仔飯（ボウ ジャイ ファン）。ご飯に調味料は入れませんが、干しシイタケの戻し汁とショウガで炊くことでおいしくいただけます。具材を一緒に炊き込むのではなく別に味付けするので、少ない調味料で仕上げることができます。ブロッコリーとエビの中華炒めは、ぎんなんを加えて秋らしさを演出しました。揚げワンタンのカリカリサラダは、カリッとした食感が後を引くおいしさです。柿の豆腐花は、にがりを使わずゼラチンで簡単につくることができます。柿のコンポートは、多めにつくってヨーグルトなどに添えたり、つぶしてジャムにしたりアレンジも楽しめます。
作り方
材料（2人分）
- 米…180g
- ショウガ…15g
- ◆干しシイタケの戻し汁…260mL
- 豚ロース肉…120g
- 片栗粉…小さじ2（6g）
- 干しシイタケ…2枚
- ゴボウ…30g
- キクラゲ（乾燥）…5g
- ごま油…小さじ1（4g）
- ★オイスターソース…大さじ1/2（9g）
- ★濃口しょうゆ…小さじ1/2（3g）
- ★砂糖…小さじ1（3g）
- ★酒…小さじ2（10g）
- ★八角…1個
- ★干しシイタケの戻し汁…1/2カップ（100mL）
- 青梗菜…20g
- 卵…1個
- 糸唐辛子…適量
作り方
- ①干しシイタケは400mL程度の水に一晩浸して戻し、戻し汁は取っておく。ショウガは千切りにする。
- ②豚肉は食べやすい大きさに切り片栗粉をまぶす。戻したシイタケは薄切り、ゴボウは斜め切りにし、キクラゲは水で戻して一口サイズに切る。
- ③青梗菜は縦に2等分に切って、沸騰した湯で茹でる。
- ④卵は沸騰した湯で7～8分茹でて、半熟卵にする。
- ⑤米を洗って土鍋に①の戻し汁◆とショウガを入れ、蓋をして中火にかける。
- ⑥沸騰してきたら、ごく弱火にして15分炊く。
- ⑦炊いている間に、フライパンにごま油を熱し、豚肉を焼く。
- ⑧肉に火が通ったら、②の野菜と★の調味料を合わせて加え、汁気がなくなるまで炒める。
- ⑨炊きあがったご飯の上に⑧を盛り付け、蓋をして5分間蒸らす。
- ⑩ご飯を茶碗によそい③と縦半分に切った半熟卵、糸唐辛子を盛り付ける。
材料（2人分）
- ブロッコリー…100g
- 冷凍むきエビ…40g
- ぎんなんの水煮…10g
- 油…小さじ1（4g）
- ニンニク…1g
- ★中華だし…2g
- ★こしょう…少々
作り方
- ①冷凍むきエビは解凍して、ペーパータオルで水気をよくふき取る。
- ②ブロッコリーは小房に分け、ニンニクはみじん切りにする。
- ③鍋にお湯を沸かし、ブロッコリーを1分程度茹でる。
- ④フライパンに油とニンニクを入れて熱し、香りが立ったらエビを加えて炒める。
- ⑤エビに色がついてきたら③を入れ、さらに炒める。
- ⑥ブロッコリーに火が通ったらぎんなんを加え、★の調味料で味付けする。
材料（2人分）
- 豆苗…60g
- 玉ネギ…20g
- パプリカ…20g
- ワンタンの皮…4枚
- 揚げ油…適量
- いりごま…小さじ1（2g）
- ★ごま油…小さじ1（4g）
- ★ポン酢…小さじ2（12g）
- ★豆板醤…1g
作り方
- ①豆苗は根元を切り落としてさっと洗い、水気をしっかり切って3等分にする。
- ②玉ネギは薄切りにして水にさらし、パプリカも薄切りにする。
- ③ワンタンの皮は7～8mm幅に切り、160℃くらいの油にくっつかないように広げながら入れ、きつね色になるまで揚げる。
- ④ボウルに①と②、いりごまを入れ、★の調味料を加えて和える。
- ⑤最後に、③を加えてざっくり和え器に盛る。
材料（2人分）
- 無調整豆乳…120g
- 砂糖…小さじ2（6g）
- 粉ゼラチン…2g
- お湯…大さじ1（15mL）
- 柿…1/3個（60g）
- 砂糖…小さじ2（6g）
- レモン汁…1g
- くこの実…少々
作り方
- ①ゼラチンはお湯に入れてふやかしておく。くこの実はさっと洗い、50℃くらいのお湯で戻す。
- ②鍋に豆乳、砂糖を入れて火にかけ、人肌まで温まったらゼラチンを加えてよく混ぜる。
- ③容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
- ④柿は皮をむいて1cm角に切る。
- ⑤耐熱ボウルに④と砂糖、レモン汁を入れてよく混ぜる。
- ⑥⑤にラップをかけ電子レンジ（500W）で2分加熱する。一度取り出して軽く混ぜ合わせ、さらに1分半〜2分加熱する。
- ⑦③の固まった豆腐花を器に盛り付け、冷えた⑥を載せ、①の戻したくこの実を飾る。
自治医科大学附属さいたま医療センター
- 監修
- 腎臓内科 教授 センター長補佐 森下 義幸 先生
- 腎臓内科 教授 栄養部長 大河原 晋 先生
- 栄養部 室長 村越 美穂 先生（管理栄養士）
- 指導
- 栄養部 猪野瀬 渚 先生（管理栄養士）
- 栄養部 長嶺 智重子 先生（管理栄養士）
左から猪野瀬先生、大河原先生、森下先生、長嶺先生、村越先生
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